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ふるさと納税の功罪について

ふるさと納税といった言葉が最近、マスコミをにぎわしています。

この制度は、ある特定の市町村に対して寄付を行うと、その金額の殆どが控除されるといった、寄付する側にとっては何とも美味しい制度と言えるでしょう。



このふるさと納税により、例えば、東日本大震災の被災自治体には多額の寄付が集まり、それが復興を早めた等といった事例もあり、確かにこの面だけを見れば良い制度と言えるでしょう。



また、各自治体では、納税額に応じて各種特産品を送付したりする等、あの手この手を使って、一生懸命になっているといったことが挙げられます。しかし、このふるさと納税制度は、良い部分だけとはいえないとも言われています。まず、寄付する側から考えれば、余程の愛着がある市町村であるならばともかく、そうでないならば、何らかの特産品が多く頂ける市町村に寄付しようといった考えが働くのが通常だからです。

そして、ある特定の市町村に余程の愛着がある人等は、数えるほどしかいないといったことが、この制度の不公平さを生んでいると言えるでしょう。
有体に言えば、寄付しさえすれば、寄付金以上の地元特産品を頂ける可能性も全くゼロとは言えない訳で、そういった意味で、地方自治体或は、各市町村単位での、競争が始まっているとも言えなくもないのです。
確かに競争は割ることではないのですが、寄付者への御礼品で競争するというのは、どうかということです。



ふるさと納税制度は国の思わぬ方向に行っているのかも知れません。